2014年03月20日
世界遺産「日光の社寺」がある山内には、日光東照宮・日光山輪王寺・大猷院・日光二荒山神社・滝尾神社・本宮神社があり、男体山の中宮となる中禅寺湖畔には、二荒山神社中宮祠、日光山中禅寺がある。その奥の湯元温泉には、日光山温泉寺もある。日光詣では、1日で巡ることは容易でない。
日光東照宮は戦乱の世を治めた徳川家康公を祀る神社で、平成27年(2015)は、家康公400年式年大祭を迎える、新年はその前年となるので日光東照宮の準備も急ピッチで行われています。家康公は1616年4月17日駿府城にて死去され、亡がらは駿府城に葬られました。1年後に日光に改葬され、天皇から東照大権現の神号を賜り、薬師如来を本地仏とする信仰の対象となりました。国内外の実力者の方でも「乱世を治める力」「平和な世づくり」、権現様にあやかりたい方は多いはずです。
日光山輪王寺・日光二荒山神社の信仰の対象は日光の霊山。
父神−男体山(日光二荒山神社)−大己貴命(大国主命)−千手観音
母神(妃神)−女峰山(滝尾神社)−田心姫命−阿弥陀如来
子神−太郎山(本宮神社)−味耜高彦根命−馬頭観音が、日光の三権現として神の姿・仏の姿となり、そこに日光の地形のもつ方位学的パワーも加わり、1230余年の山岳信仰の歴史文化が存在しています。日光の霊山は家族構成がなされ、神仏となって「国家安泰」「家族健全」「生産向上」といった、国家から家族に及ぶ災難(厄)を封じ、導いてくれる神仏が宿る聖域なのです。
*三仏(阿弥陀如来、千手観音、馬頭観音)は、日光山輪王寺三仏堂に祀られています。現在、三仏堂は平成の大改修中ですが、修復作業を含め、お姿をお参りすることができます。
*日光三社は、日光二荒山神社・滝尾神社・本宮神社をさします。
皆様方の未来が光り輝きますように。合掌 by NIKKOMAN