2014年03月20日
美しい国の未来を創るためにも、少子化対策は重要な課題であり大問題です。日本人の人口ピラミッとが逆から正三角形になるよう祈るばかりです。そこで、子授けと安産祈願のパワースポットを紹介します。
これまでに紹介したパワースポットも同様ですが、信仰の霊場ですので物見遊山で訪れないでください。観光も本来同様の意味を持ちますが、お互い気配り合い、ご祈願しましょう。
安産と子授け祈願といえばもうひとつの日光『滝尾神社コース』にあります。
滝尾神社コースは神橋から始まりますが、今回紹介するパワースポットは、コースの中間地点にあたる開山堂境内にあります『観音堂(香車堂)』〈日光山輪王寺〉です。【写真上】
観音堂には沢山の香車の駒が奉納されていて、手に取ってみると裏側面には、元気に誕生した子供の名前が書かれています。懐妊された際、ここから自由に駒をお借りし、自宅で祀り安産を祈願する民間信仰のようです。無事出産の暁には、お借りした駒に加え、我が子の駒を作成し「お七夜」ごろに奉納(返納)します。将棋のルールで香車は、真っすぐ進むことしかできない駒なので、産道を真っすぐ進み将来は「と金」となるようにとの親の願いが込められたものだそうです。我が子の駒は、お借りした駒より少し大きめ、スギの木素材が多いことから判るように「真っすぐ大きく育って欲しい」親心が伺えます。もう1ヶ所、ご紹介しましよう。稲荷川対岸にある律院にも同様の『観音堂』〈日光山興雲律院〉があり、香車駒の奉納がされています。
次は、子授け祈願のパワースポットです。観音堂の先、滝尾道を進み滝尾神社境内の一番奥にある史跡。史跡「酒の泉」前を流れる天狗沢に架かる橋を渡ると右手に鳥居があり、石柵に囲まれた巨岩が『子種石』〈日光二荒山神社〉です。【写真下/子種石と天狗沢】
なかなかのパワーらしいので、いたずらに拝むと「できちゃった」という事になる逸話があるくらいです。
皆様の祈りが叶い、未来が光り輝きますように。 合掌 by NIKKOMAN