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歴史に想いを馳せる「文化財めぐり」(3)

2023年02月16日

長い歴史の中で、当時の文化・生活習慣によって生み出され、
守り伝えられてきた文化財が旧日光市には多数あります。
今回は、日光市指定文化財の中から「年中行事」「信仰」に分類される一部をご紹介。

奥深い歴史に触れることで
まだ、あなたの知らない『日光』を探究する旅をしてみてはいかがでしょうか。


■生岡神社強飯式(日光市七里)
古来より伝承する神事に「強飯式」「お飯食の案内もん」「春駒」の3つの儀式があり、これらを総称して「上野の強飯式」と呼ばれています。

「子供強飯式」は、山伏と強力(ごうりき)に扮した少年が法螺貝や太鼓を合図に登場し、
竹かごをかぶった裃姿の強飯頂戴人に対して、ユーモラスな口上で「ありがたい山海の珍味は残さず食え」、「一膳でも残してはならぬ」等と命じ、山盛りの里芋やご飯を強います。

毎年11月25日に行われ、参加した頂戴人や参列した人々には、
七難即滅・七福即生、家運長久などのご利益があると伝えられています。


■女人堂(日光市中宮祠)
いろは坂の入口手前に「馬返し」があり、その地名が示すように牛馬はいろは坂への乗り入れが禁じられていました。
また、女性は、馬返しの先の男体山遙拝所の「女人堂」までいくことが許されていました。

明治4年に「女人登山不苦旨公布」により、女人禁制が解かれ、
女性や牛馬は神領に入っていくことができるようになりました。
古い信仰の習慣を示す貴重な遺跡の一つです。


■巫女石(日光市中宮祠)
中禅寺湖畔の中宮祠大鳥居横に「巫女石」があります。
明治4年に「女人登山不苦旨公布」により、女人禁制が解かれるまでは、
女性は「女人堂」までしか立ち入る事が許されておらず、そこから上に立ち入る事は出来ませんでした。

巫女石は、二荒山神社の巫女が男の子に変装して登山し、湖畔の大尻まで来たところで女性であることが露見し、神罰のために石となってしまったと伝えられています。
こちらも古い信仰文化を示す貴重な遺跡の一つです。


過去のシリーズはこちらから
■歴史に想いを馳せる「文化財めぐり」(1)
http://nikko.4-seasons.jp/info/news_detail.shtml?0:9454

■歴史に想いを馳せる「文化財めぐり」(2)
http://nikko.4-seasons.jp/info/news_detail.shtml?0:9465


写真:生岡神社強飯式・女人堂

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