男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝で、晃海僧正によって造立された不動明王の石像の真言(咒文)の最後の句から「かんまん」の名がついたといわれています。
駐車場から慈雲寺を抜けて歩いて行くと、数えるたびに数が異なるといういわれから「化地蔵」とよばれる約70体の地蔵群があります。これは天海の門弟が彫ったもので、当時は100体ほどあったと言われています。
化地蔵から少し上流に歩くと護摩壇(ごまだん)があり、その対岸の絶壁には弘法大師が筆を投げて彫りつけたという「かんまん」の梵字が刻まれており、「弘法大師の投筆」と呼ばれています。しかし実際のところはこの地を開いた晃海が山順僧正の書いた梵字を岩に刻ませたもののようです。
交通 | 東武・JR日光駅より東武バス「総合会館前」下車 徒歩15分 |
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住所 | 栃木県日光市匠町 |
電話番号 | TEL:0288-54-2496(日光観光協会) |