日光PowerSpot 〈合格祈願編〉1

2014年03月20日

　世界遺産日光の社寺〈東照宮、輪王寺、二荒山神社〉それぞれの拝殿では、ほぼすべての御祈願ができるが『志望校・志望会社受験』を控える皆様に、日光の隠れパワースポットを紹介しよう。第1回は、学問の神、正義の神、芸能の神とも呼ばれる天神様を祀る史跡が「もうひとつの日光」コースにあるのをご存知ですか？

　始めに「もうひとつの日光」滝尾神社コースにある『北野神社』。【写真：上】
石畳の滝尾道左手に石鳥居があり、鳥居の貫中央に菅原道真の紋『梅鉢』が彫られている。鳥居をくぐると石段の上に小さな石の祠があり、その後ろには、大きな梅鉢の紋が彫られた岩がある。滝尾道を進むと右手に、手掛石（てかけいし）がある。昔は、岩を欠いて神棚に祀ったそうだが、最近は「手を掛ける」ことによって、学問が向上し文字が上達されるという伝えがある。
　次に、「もうひとつの日光」憾満ガ淵コースにある『 向山天神』。【写真：下】
浄光寺の山門手前右側にある石の祠。昔この辺りは、社寺建物の造営修復に携わった、職人が住み着いた町で、匠たちは菅原道真を信仰する天神信仰を重んじ、1667年に石の祠を祀った。1979年に現在地に移遷。また、浄光寺境内に祀られる『菅笠日限地蔵』は、日を限ってお願いすると願い事が叶う言い伝えがある。さらに奥には、日光最古の石仏と云われている『導き地蔵』が祀られている。
　いつの時代も最後は「困った時の神（仏）だのみ」なのだろう。皆様方の未来が光り輝きますように。
※解説・年号等、一部解説看板の文を引用させていただいています。
合掌 　 by NIKKOMAN　　2013.12.09.